骨髄検査の結果:慢性リンパ性白血病と診断

診察・経過

2022年6月24日(金)
10時15分の予約でしたが、今日の血液検査の結果も知りたかったので、8時すぎに採血してもらいました。血液内科で「血液のガン(悪性リンパ腫と白血病)」という本を借りて、時間を過ごしました。

診断「慢性リンパ性白血病」

医師から、骨髄検査の結果、「慢性リンパ性白血病」と診断します。血液検査の結果を見ると落ち着いている状態が続いているようです。
平均的な寿命は10年となっています。それ以上に生きることもありますし、短くなる人もおられます。という内容の話を聞きました。
事前に情報を得ていたこともあり、あっさりとした感じに聞こえました。病気なので、よかったとも言えないし、悪かったとも言えない感じだと思えました。
今思うと、例えば「あと3か月です」とか告知するのってツライと思います。
今回のように漠然と10年と言うのは、医師にとって、言いたくはないだろうけど、気が楽な方ではないでしょうか。

「慢性リンパ性白血病」について

骨髄でつくられる血液細胞の内、白血球のB細胞が「がん化」=異常な細胞が増殖してしまう病気です。これが血液中に送り出され、全身に行きわたります。
日本では珍しい病気で、病院でいただいた冊子によると1年間の発症は10万人あたり0.3人だそうです。
=1億人あたり300人。寿命10年とすると、3,000人の仲間がいることになります。
欧米での罹患者は多く、白血病の中の20~30%がかかっているそうです。そんな病気です。
私自身の現在は特に症状がない(疲れやすくなったと思うが加齢だと思う)ので、慢性期ということで、無治療での経過観察となります。
自覚症状がない状態で発見されてから、症状が出現するまで平均4年ぐらいだそうです。病気の経過はゆるやかなので、寿命が10年といわれるようです。ただ5%ぐらいの割合で「リヒター症候群」病状が急変する場合があるらしく、楽観することはできません。また、白血球の役割は体内に侵入してきた異物の除去することです。これが機能しなくなるため、ウイルスが侵入してきたときに排除できなくなり、重症化に繋がります。

治療方法

初期段階は無症状です。悪化すると、貧血症状・リンパ節の腫れ・感染症などを併発します。
薬が開発されていますが、初期段階で投与しても効果はなく、病気が進行し始めたときに治療が開始されます。治療開始基準が設定されているので、それに従って開始するようです。
・治らない病気、転移する?
「血液のがん」は他の臓器に転移するのかどうか? 転移というのは、ある個体の臓器で発症したがん細胞が他の臓器にいくことを指すそうで、白血病の場合はもともと血液のがんなので、全身にがん細胞が巡っているため転移ということは当てはまらないということでした。

最期のとき

では、がんで亡くなるのか?というとそうではないようです。
医師に聞きました。
最後は「肺炎」になり死を迎えることが多いそうです。
感染症にかかると抵抗力が低いために、病気に負けてしまうということです。

直近の血液検査の結果

当日の血液検査の数値は前回とほぼ横ばいでした。
人間ドックからの推移

  白血球赤血球リンパ球
参考基準値3,100~8,400400~53926.6~46.6%
2022.05.1823,40045384.8%
2022.05.2721,70045379.0%
2022.06.0826,60044380.0%
2022.06.2424,80044080.0%

次回の診察

2か月後、2022年8月19日にCT検査と血液検査を行い、それを診察してもらいます。

この日は、診断書を発行してもらって、午後から会社に行きました。

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